Khao Yai National Park (カオヤイ国立公園)の旅

みなさん、こんちには(^^♪

 

今日はバンコクから北東へ約110㎞、Khao Yai National Park(カオヤイ国立公園)の旅をご紹介します。

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平地の多いタイですが、カオヤイ国立公園はバンコクから車で約2時間ほどの自然が残る高原地帯です(千葉の里山のようなイメージです)。国立公園は2005年7月に世界自然遺産にも登録され、野生の動物も多く生息しています。本当にまれだと思いますが、運が良ければ以下のように象に出くわすかもしれません。

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新型肺炎が世界中に広がり始めたころに訪れた為、ホテルも簡単に予約出来ました。ホテルは自然の雰囲気に調和したLALAMUKHA TENTED RESORT KHAO YAI (LALA MUKHA TENTED RESORT KHAO YAI)を手配、テント泊も可能でしたが、家族4人では少し狭い為、トゥリーハウスに宿泊しました。トゥリーハウスはコンパクトながらとても機能的に作られており、シャワー、バスタブ、エアコンも完備、快適に過ごすことが出来ました。夜は色々動物や虫の鳴き声がこれでもかというほど響き渡りますが、それほど大自然を感じられる雰囲気です。

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夜は屋外のバーベキューを予約、家族みんなで楽しみました。また、キャンプ場ではキャンプファイヤーも行われており、自分で作るマシュマロのデザートに子供たちは大喜び。また、夜のホテル敷地内はライトアップされており、ゆっくり散歩を楽しむことも出来ました。自然に包まれると人間も一動物であることを思い出します。

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国立公園内にはVisitor Centerあり、ここで散策コースを選ぶことが出来ます。まだ子供が幼い我が家は最短のコース(確か40分くらい)を選び、森の中をみんなでゆっくりと散歩しました。本格的な散策コースもありますので、登山や散策を楽しみたい方はそちらを選ぶと良いかと思います。公園内にもいくつか滝などの見所あり、我が家は車で移動して回りましたが、途中で野生のシカやキツネなどを見ることも出来、子供たちは大興奮!改めて自然の偉大さを実感しました。

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カオヤイ国立公園周辺には大自然のみならず、ワイナリーやチョコレートファクトリー(レストラン)もあり、バンコクの軽井沢のような場所です。バンコクから距離もそれほど遠くない為、たまにはビーチではなく山の自然を感じたい、大気汚染がひどいバンコクではなく、フレッシュな空気を思いっきり楽しみたいという方にお勧めです(^^♪

 

 

伊勢丹バンコク閉店残念、、、

先日家族みんなでバンコク伊勢丹へ行ってきました。

 

バンコク伊勢丹は大型ショッピングモールCentral Worldに併設されており、Central Worldの綺麗な建物を進むと年期を感じる伊勢丹の建物が見えてきます。(Central Worldの建物とは異なり、看板などの色がくすみ、年季を感じてしまいます、、、)

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バンコク伊勢丹は日本がバブル絶頂期だった1992年にオープン、日系百貨店として高い知名度を誇ってきたものの、近年は地場競合との間で激化する競争に埋もれ、存在感を発揮できずにいたようです。

 

入居するビルオーナーと契約更新の交渉に臨んだものの、条件面で折り合えず、タイ進出から29年目にして撤退することを決めた模様であり、8月31日までの営業となりました。

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閉店セールでは3割引き、最大で7割引きの商品もあり、店内は賑わいを見せていました。タイ駐在の日本人であれば、その日本らいしい百貨店の雰囲気に憩いの場と感じていた方も多いことでしょう。我が家も伊勢丹での買い物や食事を楽しみにしていたので、今回のタイ撤退は非常に残念でなりません。

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ハゲ天で食事をし、シャトレーゼでケーキを購入し、最後の思い出を作ってきました。今までタイ駐在員の憩いの場を守り、奮闘してきた関係者の方に心から感謝致します。

 

一方、今回、撤退に追い込まれた背景の一つは、発展を遂げるタイ経済の中で、日本人を主な顧客とするビジネスモデルから脱することが出来なかったから?日本らしい百貨店で駐在員の憩いの場となったのは良かったものの、本来であれば日本人のみならず、タイ人にも愛され発展することを目指すべきではなかったのか?日本らしさに拘り、伝統に捕らわれるあまり、タイの急激な変化についていけなかったから?

 

バブル以降、低迷する日本経済、失われた20年を考えると伊勢丹もまたタイの発展する経済に取り残され、飲み込まれてしまったのかもしれません。本当にタイで生き続けるのであれば、タイ流を学び、タイ人に愛される店づくりが必要だったのではないでしょうか??

 

日本の伝統維持に拘るべきか、変わるべきか。私は変わり続ける道を選びたいです。リスクを取り、変化の中でもがき苦しんでも成長することを目指したいなと。自分の子供たちに失われた時代を残さないため、そして日本人として世界と戦い続けるために(^_-)-☆

 

 

Hua Hin Beach(ホアヒン・ビーチ)の旅

先日家族でHua Hin Beach(ホアヒン・ビーチ)に行ってきました(バンコクから南西に約200㎞、パタヤビーチの向かい側にあります)。

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宿泊したのはHoliday Inn Resort Vana Nava Hua Hin<https://www.ihg.com/holidayinnresorts/hotels/us/en/hua-hin/hhqhi/hoteldetail>、Vana Nava Hua Hin<https://www.vananavahuahin.com/>というウォーターパークに併設しており、ホテル宿泊者はウェーターパーク入場券も宿泊費に含まれていることから、絶対ここがおすすめという友人のアドバイス通りとしました。

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ホテルからはウォーターパークを眺めることも出来、アクセスも非常に良く、友人からのアドバイス通り、このホテル選択は当たりでしたウォーターパークは程よい広さ(広すぎず狭すぎず)で子供たちは大はしゃぎして楽しんでいました。ソンクランのお祭りでは水を掛け合いますが、子供たちって水が好きなんだなと改めて実感しました。

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また、このホテルの屋上にはとても眺めの良いプールあり。プールの淵が見えないような設計となっており、まるで空中に浮かぶプールのようで綺麗です。特にこのプールから眺める朝日は美しく一見の価値ありです。ウォーターパークに少し疲れたら、こちらのプールで少しゆっくりと流れる時間を楽しむのも良いのではないでしょうか。

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 問題だったのは、バンコクからホアヒンまでの道路。渋滞がひどいとは伺っていたのですが、通常バンコクから4-5時間と伺っていました。しかしながら、連休初日に出かけた我が家は、、、昼食の1時間を入れて到着までに、なんと9時間もかかってしまいました。。。

 

昼食のマック、車に積み込んだおやつで子供をだましだまし何とかホテルにたどり着き、朝早く家を出たこともあり、夕方にはウォーターパークで少しだけ遊ぶことも出来、ホテルは綺麗で夕食のビュッフェも楽しめたので、子供たちも満足した様子。

 

翌日はホアヒン・ビーチを楽しみましたが、COVID-19の影響もあり、人もまばら、水の透明度も高く綺麗で、魚の姿もチラホラ見ることが出来ました。砂遊びが好きな子供たちはしばし熱中。。。ゆっくりした時間を楽しむことが出来ました。

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帰りは渋滞を避けるために早めに出て約4時間半かけて帰宅。楽しい観光でしたが、あの渋滞は思い出すだけでも辛い。。。

連休を避けて訪れることをお勧め致します(^^♪

Koh Samui(サムイ島)の旅

本日はKoh Samui(サムイ島)への旅をご紹介します。

 

サムイ島はバンコクの南約520㎞に位置する島です。空港が無かった時代はバックパッカーの聖地と呼ばれていたそうですが、今ではスワンナプーム空港からBangkok Airwaysで1時間15分のフライトで行くことが出来ます。フライトはBangkok Airwaysのみであり、以下のようなプロペラ機に乗っていきます(揺れが心配でしたが、それほど揺れることもありませんでした)また、COVID-19対策としてフライトチェックイン時に個人情報登録を求められ、キャプチャーした登録画面はサムイ空港到着時に提示が求められました。

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サムイ空港は屋根のみで壁はなく、とても開放的な衝撃的なものでしたホテルタクシーを手配していた為、その車で宿泊先のCrystal Bay Beach Resort(https://crystalbaysamui.com/)へ向かいました。距離にして約10㎞南でしたが、ずっと田舎道が続き、途中にあるサムイ島のメインビーチ、チャウエンビーチを眺められるかと思いきや道路からは全く見えず約15分程度で到着。。。

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COVID-19の影響もあり、我が家以外に宿泊している人もまばら、ホテルも格安で泊まることが出来ました。受付の女性は英語を話すことが出来、無事にチェックイン。このホテルを選んだのは、水質が良く有名なクリスタルビーチに面しており、すぐに海まで下りてシュノーケリングを楽しむことが出来ると思ったから。

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ビーチにほとんど観光客はおらずビーチは貸し切り状態。かなり遠浅なビーチで岩場やサンゴがあるため、水陸両用靴を持っていくことをお勧めします早速、子供たちと一緒にシュノーケリングしてみると、サンゴの周りに色鮮やかな熱帯魚が泳いでおり、子供たちは大喜び。そしてシュノーケリングに飽きるといつもの砂遊びと自然を満喫している様子。無理してきて良かった~と思ったひと時でした。

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海辺には魚のみならず、カニもたくさんおり、みんなで捕まえては砂で作った「城」に運ぶことを繰り返しているうちに時間は過ぎ、何にもないところで、こんなにも楽しめるものなんだな~とその自然の豊かさを実感しました。また、浜辺から見る朝日は絶景で、あまりの美しさに息をのみました。

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シュノーケリング、砂遊び、カニを捕まえるをひたすら繰り返すことを3日。。。あっという間に時間が過ぎてしまい、このままサムイ島の旅が終わってしまうということで、日本食レストラン「Ryu ichi」へ。サムイ島でこんな立派な日本食が楽しめるなんて驚き。刺身の味もまあまあでした。

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他のビーチも一つくらいは見ておこうということで更に南のラマイビーチへ。こちらは遠浅ではなく、クリスタルビーチに比べ波もやや高め。COVID-19の影響で写真の通りほとんど観光客はおらず閑散としておりました。

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自然以外楽しむものが無い環境でしたが、子供たちは波の音や風を感じ、魚やカニなどの生き物を追いかけまわし、石や砂を積み上げて自分の城を作り、朝日や夕日の美しさから自然の偉大さを学ぶなど、大満足の旅でした。日常からかけ離れ、大自然でゆっくりしたい人にはお勧めです。なんだか最近疲れてるな~と感じているあなた。好きな小説でも持って出かけてみてはいかがでしょうか?

Kanchanaburi(カンチャナブリ)の旅

こんにちは♪

 

今日はバンコクから西へ約120㎞、Kanchanaburi(カンチャナブリ)への旅をご紹介します!

 

皆さんは1957年公開の英・米合作映画「The Bridge on The River Kwai」(戦場にかける橋)<https://www.youtube.com/watch?v=RlC7XBayj0s>をご存知でしょうか?

 

第二次世界大戦中の1943年のタイとビルマ国境付近にあるタイKwai(クウェー)川に架かるクウェー川鉄橋ほとりの捕虜収容所を舞台に日本軍の捕虜となったイギリス軍兵士らと、彼らを強制的に鉄道建設に動員する日本人大佐との対立と交流を通じ、極限状態における人間の尊厳と名誉、戦争の惨さを表現した映画で第30回アカデミー賞作品賞を受賞しています。

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車での旅にはいつもABIDECK<http://okuruma.asia/rent/>を利用、日本語の電話一本で車手配が可能であり、一日かなりの距離を走っても3,000バーツ程度におさまります。中には英語を話せる運転手の方もいて、コミュニケーションに困ることもなく、我が家はいつも利用しています。この日はバンコク市街地からカンチャナブリ駅まで車で約2時間かけて移動。

 

カンチャナブリ駅にて切符を購入(短めのコースで一人100バーツだったと思う)、電車に乗りこみクウェー川鉄橋のSaphan Kwae Yai駅を目指しました。電車は少し懐かしさを感じる車両で乗り心地はそれほど悪くは無し。ゆっくり電車旅でも楽しもうかと思いきや、約5分程度で目的地についてしまい、子供たちが疲れる前に降りて橋の上を歩くことに。。。

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電車が通りすぎた後の線路を歩くこと5分、目的地のクウェー川鉄橋へ到着。立派な鉄橋ではありますが、かなり年季が入っている様子もあり、最初は橋の上を歩くのは少し怖かったのですが、みんな普通に歩いている様子を見て、次第に慣れてきました。橋の上からは豊かな水をたたえるクウェー川を眺めることが出来、約80年前の日本兵も同じ景色を見ていたのかと思うと少し感慨にふけってしまいました。

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歩いて20分程度かけて対岸まで歩くと橋から降りることが出来、川のほとりからクウェー川鉄橋の全景を眺めることが出来ます。美しいシルエットと年季に歴史を感じます。ちょうどこの周辺が捕虜収容所だったらしく、当時の様子を再現した建物等も見ることも出来ます。しかしながら、このあたりは日陰が全く無く、風も感じられず、兎に角暑い。。。子供たちが疲労していることもあり、このような過酷な環境で鉄道建設に従事した兵士に思い馳せつつ長居せずに来た道を戻りました。

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クウェー川鉄橋近くには日本軍の捕虜になり鉄道を建設した兵士の遺族らが設立したDeath Railway Museumと呼ばれる博物館あり、タイからビルマまでの鉄道建設や当時の収容所の生活の様子等を学ぶことが出来ます。また、建設中になくなった方々の墓地である100 Years Princess Mother Parkも同博物館に隣接しています。

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この泰麺鉄道はタイとビルマを結ぶ全長415㎞に及ぶ鉄道ですが、日本軍は救援物資輸送網として完工を急ぎ、本来5年かかる工事を1年3ヶ月で建設。連合軍の捕虜、タイ人、マレーシア人、ビルマ人等の労働者が駆り出され、栄養失調、伝染病(コレラマラリア)等、多くの犠牲者を出した。その数は連合軍捕虜15,000人、現地労働者30,000人にも及び、鉄道の枕木の数のように多いため、「枕木一本、人一人」と言われたとのこと。

 

これだけの苦労をして鉄道建設されたにも関わらず、これが1994年に決行され、およそ3万人が命を落とし、最も無謀と言われるインパール作戦に繋がることを考えると、改めて戦争とは何だったのかと思わず考え込んでしまいました。日本人は第二次世界大戦以降、戦争を経験していないものの、米国は今もどこかしらで戦争をしています。「平和」は当たり前に与えられるものではなく、人の痛みを分かる人々の努力によって作られ、維持されているものと実感しました。